ダート短距離重賞4勝のスペシャリスト
名伯楽絶賛の〝スピード&闘争心〟を継承へ

ダート短距離界のスペシャリストが、新たな戦いに打って出る。重賞4勝の実績を誇るジャスティンが、北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活をスタートさせた。
ジャスティンは父オルフェーヴル、母シナスタジア、母の父ゴーンウエストの血統。生産者は北海道日高町の天羽禮治氏。現役時代は41戦11勝。18年に栗東・矢作芳人厩舎からデビューした。当初は芝路線を歩んで2勝を挙げたが、本領発揮はダートに転じてからだった。とんとん拍子で出世を果たし、20年の東京スプリントで重賞初制覇。さらに同年の東京盃とカペラSも制し、海外にも積極的に遠征した。また、大井・坂井英光厩舎に移籍後の24年にも東京スプリントを制するなど、長きに渡ってダート短距離界を牽引。惜しくもGI制覇はならなかったが、コパノキッキングやマテラスカイ、レッドルゼルやダンシングプリンスといった大物と伍して戦い、重賞4勝の大活躍を見せた。
本馬の大きな武器は3つある。それは(1)スピード、(2)ダート適性、(3)闘争心だ。スピードとパワーは、重賞4勝を全てダート1200mで挙げたという実績が証明している。その上で強調したいのは矢作芳人調教師と坂井瑠星騎手がそろって芝の重賞を意識していたという事実。実際に坂井騎手は「素軽いフットワークの持ち主で、芝でも活躍馬を出すと思います」と予想しており、種牡馬としての可能性は無限大だ。そして父系譲りの闘争心も忘れてはならない。矢作調教師が「ヤンチャさがレースへの闘争心に向いた」と語れば、坂井英光調教師も「最大の長所は闘争心。8歳でも決して陰りを見せませんでした」と断言。つまり気持ちの若さがあったからこそ、2歳で初勝利を挙げながら、8歳でも重賞制覇という離れ業を演じることができたのだ。もちろん、種牡馬としても祖父ステイゴールド→父オルフェーヴルから受け継いだ〝ファイティングスピリット〟を産駒に継承する。自身と同じく、早い時期からスピードで圧倒しつつ、息長く活躍する良駒を数多く送り出すだろう。
初年度の種付料は50万円(受胎条件)とリーズナブルな設定になっている。名種牡馬の宝庫と言われるステイゴールド系のニュースター候補であり、異色の短距離サイアー。是非とも皆さんのお申し込みをお願いしたい。